2018年4月10日火曜日

保護活動で力尽きないためにも

保護活動はかなり大変です。
まず人の手が必要になります。
そして保護した子を一時的に収容するスペースが必要になり、そこでの食事、世話、医療面など金銭的にも人手的にも不足していることが多い現状だと思います。

人の手を欲していても、その人が何が出来る人なのかを把握する必要もありますし、また個人なのか、団体として活動していくのかでもかなり変わっていきます。
そんな保護活動を通してわかってきたことや「越えない一線」の大切をここで知りました。

野良猫の保護活動に、いつか力尽きないための方法 ~東京キャットガーディアンレポ~ by富田園子 https://petlives.jp/love-cat/8407 #ペット @Pet_LIVESさんから
と言うところを読んでみた感想です。

その方は山本葉子さんという方実は本も出されていて、また日本でも有数の保護猫を抱える東京キャットガーディアンの代表。
どうやってかなりの数の保護猫たちと、2018年3月時点で総譲渡数が6,000匹以上出来たのかが見えてきました。

そもそもは代表が自宅で猫を保護したことがきっかけでやがて、任意の保護団体となり、そこから外猫の避妊・去勢手術を行うための病院を開院。
それと同じ年に譲渡会用のスペースとして、開放型の猫カフェを開設。

そんなことから2年後にはNPO法人を立ち上げ、日本で初めての猫付きマンションを分譲。
ここだけでもすごいのですがさらに、開放型のシェルターをオープンさせていたり多岐に渡っていることが伺えます。

飼い主のいない猫の避妊・去勢を行うための病院を開院。
保護活動の経費のためリサイクルグッツの販売の店舗もオープン。
そして何よりすごいことはこれです!

NPOとしては日本初の「ペット保険代理店業務」
もちろん、第二種動物取扱業として認可もされていますが、それよりも保険!
と言うのが驚きでした。

ここから猫と一緒のシェアハウスも作っていたりしている、とにかくすごいところなんです。
日本初をいくつか持っていて、かなりの頭数の猫たちを里親に出していけた秘密は一体何なんでしょうか・・・・。
ざっくりと法人としての歴史を書きましたが次にその代表者のインタビューを拾っていきながらここまで出来た理由を探りたいです。

2018年3月28日水曜日

アニマルホーダーについて3

アニマルホーダーと一般のボランティアの区別はどうやってするのか、となります。
しかし両者に明確な見分けは付けにくくわかりにくいです。
自分の生活を犠牲にしても、そこへ情熱を傾けている様子からは病理を抱えているとは思えないものです。

中には、行政が、動物保護ボランティアとして、アニマルホ―ダ―に犬猫を譲渡しているケースすらあります。 動物のサンクチュアリと称して、終生飼育を謳い、多額の募金を集めた末に、窓のない部屋に数百頭の犬を押し込み、病気を蔓延させ、発覚時にはほとんど処分せざるをえなかったというアメリカの事例がありますが、日本でも同様の事件は頻繁に起こっており、発覚していないアニマルホ―ダ―はまだまだ数多く存在しています。
参照先アニマルウェアフェア推進ネットワークより
実際ニュースで取り上げれていないけど、多くの事例があるようです。
個人の相談から行政へ寄せられた苦情から、アニマルホーダーによる多頭飼い崩壊の支援の要請などは動物愛護団体へ寄せられていたり、また支援のところもかなり見ます。

区別する方法としては、こういうところだと思います。
すでにたくさんの動物がいるにもかかわらず、行き場のない動物の情報が入るとすぐに引き取ろうとする動物の数が増えても里親探しをしている形跡がないなどの場合は、アニマルホ―ダ―の可能性があります。
参照先アニマルウェアフェア推進ネットワークより

アニマルホーダーについて2

アニマルホーダーには定義があります。



  • 管理可能な限度を超えた動物を飼育(収集)している。(善意のレスキュー活動を名乗り、シェルターと称して動物を抱え込むケースも多い)
  • 最低限の給餌や衛生面での配慮、居住スペース、獣医療等の提供ができない。
  • 状況の悪化に対する危機感が希薄で、動物を飼い続け、増やすことに執着する。
  • 過剰多頭飼育が、動物だけでなく、本人および周囲の人間にも深刻な健康被害を及ぼしていることを認識できない。
  • 参照先アニマルウェア推進ネットワーク
    この定義を読む限り、多頭飼い崩壊が起こっている場所でよく見られる光景だと思います。
    またアニマルホーダーの特徴としては、
    • 比較的小さい動物を飼っている(その方が隠しやすいため)
    • 犬を飼っている場合は郊外に住んでいることが多い(吠える声がうるさいため)
    • 中高年の女性(独身であったり一人暮らし)から若い人や夫婦の場合もある 
    • 社会的、経済的に恵まれない人が多いが、一方で高学歴できちんとした仕事に就いている人の場合も
    • きちんとした飼育が出来ていない。(糞尿の始末が出来ない、死骸を片付けないなど)
    • 動物虐待をしているという自覚がない
    • 動物を手放すことに関して強い不安を感じなかなか里親探しをしない
    • 改善を求めてくる愛護団体や行政を敵視する
    の特徴があります。
    アニマルホーダーの人が割と猫を集めている傾向が高いのは、小さいことと犬のように吠える声があまり大きくないこともあるようです。

    アニマルホーダーは再犯率が100%と言われ、一度手放しても繰り返し場所を変えて集めるといいます。
    そういうこともあって、飼育頭数を減らしてみても法で裁いても結局の所解決に繋がらないのです。

    このため、精神科医による心の治療と合わせて動物管理局、動物公衆局、社会福祉局などの公的な団体や獣医師、動物福祉団体などの関係団体の他に市民、ボランティアなどの個人的な支援も必要になってきます。

    そういった支援と監視を長期に渡って行う必要が出てくるのです。

    アニマルホーダーについて

    アニマルホーダーと言う言葉を聞いてことはありませんか。
    わたしは何かの時にそれを知る切っ掛けがあり、うーむと考え込んだことがあります。

    アニマルホーダーのホーダー(hoarder )とは、物を捨てれずにためこむ人・片付けられない人の意で、アニマルホーダーは犬や猫などをどんどん連れてきて抱え込む人のことをさします。(別名アニマルコレクターとも、過剰多頭飼育者とも言われています。)参照先わんちゃんホンポより
     そもそもなぜこれが問題になるのか、以下の通りです。
    アニマルホーダーが問題とされているのは、管理可能な限度を超えた動物を飼育するので、最低限の給餌、衛生面の配慮、居住スペース、医療ケア等ができないにも関わらず、本人にその自覚がなく、感染症や悪臭など、周囲への被害の認識も乏しい状態にあること。
    ドイツやアメリカなどの動物保護先進国では、既に10年以上前から深刻な社会問題として取り上げられていますが、日本ではなかなかまだ浸透していないのが現状です。参照先わんちゃんホンポより
    アニマルホーダーは性格から来ているものではなく、病気であると考えられています。
    ある人が動物を飼っていた。
    けど、その家では飼うのが不可能な数の動物たちで溢れかえり、異臭騒ぎから近隣住民とトラブルに発展したりするケースがそうです。

    そもそもアニマルホーダーにはこういう人たちもいます。
    おそらくニュースなどで知っている人もいるのではないでしょうか。
    あるいはブログなりSNSで。

    アニマルホ―ダ―には自家繁殖を繰り返す飼養者や、動物保護を目的とする救助者など、いくつかのタイプがありますが、動物が増えていくにつれて世話ができなくなり、著しい過密状態で、病気、餓死、共食いなどが広がり、次第に事態の収拾ができなくなっていきます。(アニマルホ―ダ―の70%~80%が生活区域に動物の糞尿や死骸などを放置していると言われている)
    参照先アニマルウェア推進ネットワークより
    なので大変不潔な環境下の中で人も動物たちも生活していることになります。
    しかも避妊去勢も行っていないため、自然と数が増えていき更に犠牲が増えていくことになります。

    クローズアップ現代+でも取り上げられたこの問題。
    次にその定義や病気の研究の話を書いていきたいと思います。

    2018年3月11日日曜日

    以前から少し気になっていたのですが

    男性で一人暮らしの人の飼い猫は怪しいと思っている人がどれだけいるのだろうかと思うところがありまして。
    それはこの記事がきっかけでした。

    ひとり者の男だって猫は飼える!  愛情深く3匹と同居、保護活動も - 特集 | sippo(シッポ) ペットのための情報・サービス https://sippolife.jp/issue/2017091400001.html

    そこで譲渡に至るまでの経緯を読んでいて似たようなことに出会ったのでアドバイスをしたことがありまして。
    もちろん、警戒してしまう人やよく相手と向き合った上で納得して譲渡に至ったケースもあると思います。

    繰り返し起こる虐待事件から、慎重になるのは仕方のないことです。
    その人が「信用」に値するのか、終身飼育出来るのかは、保護している側としては気になるところであり、気がかりな部分です。

    本当に飼うことを望んでいる場合は、一度本人とじっくり向き合って話し合って見ることもかなり大事なのではと思います。

    上記に出てきた人は後に保護ボランティアを行ったり、保護した子を自分で引き取ったりして猫と生活を楽しんでいます。
    一人暮らしの男性だからと門前払いする前に、その人の人となりを観察してふさわしい人なのか確認する必要があると思います。

    2017年8月11日金曜日

    こういう寄付の仕方もあります

    ご無沙汰しております。
    個人的に多忙なこともありこちらの更新がすっかり遅れておりました。

    そして今回は変わった寄付が出来るというのを、FBのところから知って記事にしてみたいなと思いました。

    詳しいことはこちら

    家の中に眠っている今は着なくなった服やカバン、アクセサリーがあったらダンボールに詰めて送ると保護猫たちへの寄付になるんです。
    これを行っているのが、NEKO PUBLIC

    そして買い取りを行っているのがBrandear
    買い取り可能なブランドはサイトの中から確認することは可能です。

    1箱送るだけで500円がNEKO PUBLICへ寄付される仕組み。
    ネコリハッピーボックスは取り寄せることも可能ですが、自分で箱を用意して送ることも可能になっています。

    着なくなったり使わなくなった物があったらこういう形の寄付はいかがですか?

    2017年1月4日水曜日

    これだけは守ってね

    #僕らの居場所は言わにゃいで
    のハッシュタグは知っていますか?
    外にいる猫たちの居場所をブログなどのSNSで発信をしないでというお願いのところです。

    SNSで居場所を発信されると、そこに写真撮影を行う人たち以外にも、虐待・連れ去り・置き去りなどの問題も発生するため、写真撮影はいいのですが出来ることなら、居場所は内緒で、と言うことです。

    地域猫であったり、その地域でひっそりと生きている彼らを守るためのものです。

    また写真を撮ってネットにアップする際には、Exif情報の削除をお願いします。
    GPSはオフでもここが残っていると、場所が特定されるからです。
    こちらに載っています。

    これはPC版ですが、Photoshopでも同じことが出来るようです(こちら
    Androidの場合はこちら
    iPhoneなどはこちら